認知症疾患医療センターとは
認知症に対して保健医療・介護機関等と連携を図りながら、認知症の鑑別診断、周辺症状と身体合併症の治療、専門医療相談等を行います。
また、地域保健医療・介護関係者への研修等を行うことにより、地域における認知症疾患の保健医療水準の向上を図り、認知症の方が住み慣れた地域での生活を継続していけるよう支援します。
京都府立医科大学附属北部医療センターは、平成26年3月1日に京都府知事から認知症疾患医療センターの指定を受けました。
受診について
認知症の診察
認知症に関する診察は、神経内科と精神科で行っています。
初回の診察
初診は、神経内科は月曜日から木曜日、精神科は火曜日から金曜日、いずれも午前の診療になります。
・神経内科:もの忘れ、麻痺、言語障害、ふるえなど身体の症状がある場合
・精神科:不安、抑うつ、怒りっぽい、妄想など精神症状(BPSD症状)がある場合
受診の方法
完全予約制です。受診を希望される方は、かかりつけ医に相談し、かかりつけ医から当院地域医療連携室(FAX:0772-46-5121)を通して予約を取ってもらってください。
また、受診の際にかかりつけ医の紹介状をご持参ください。
診察には患者さんの普段の症状や生活状況などがわかる方の同席をお願いします。
認知症の検査
担当する医師の指示により下記の検査を行います。予約による検査もありますので、診断結果が出るまでには複数回の受診が必要になります。
ご家族からのお話も伺います。生活状況を把握されているご家族の同席をお願いします。
・MRI等の頭部画像検査
・血液検査、心電図等
・認知機能検査
・医師の診察
診断後の治療および相談について
・認知機能低下の原因には、治療可能な別の病気が隠れていることがあり、早期に発見して治療することで症状が改善する場合があります。
・診断が確定し治療方針が決まりましたら、当院での治療開始、または他病院やかかりつけ医への紹介等相談に応じます。
・認知症疾患は早期に診断し治療を開始することで、進行を緩やかにしたり、困っている症状を改善することができます。抑うつ、幻覚、興奮症状、不眠など周辺症状は、薬物療法だけでなく、かかわり方や環境調整により改善することもあります。
・受診の際に相談員がご本人・ご家族の相談に応じます。不安なことや対応方法などお気軽にご相談ください。必要に応じて各市町の地域包括支援センター等の関係機関とも連携します。
認知症に関する相談・お問い合わせ
相談時間
- 月曜日~金曜日(祝日・年末年始除く) 9:00~16:30
- 担当 精神保健福祉士・保健師・公認心理師
認知症疾患医療センター(北部医療センター医療サービス課内)
専用電話 0772-46-4701