丹後医療圏の中核病院として頼られる泌尿器科を目指し、関連学会や研修会などにも参加して日々の診療や手術技術の向上に励んでおります。
また、医療圏内におけるかかりつけ医制度を利用した病病連携・病診連携に力を入れており、紹介患者さんの積極的な受け入れ(外来・入院)を行っています。
京都府立医科大学泌尿器科ならびに関係病院との連携を行うことによって当院での先進医療がを可能にするなど、患者さんの利益を最優先とした医療を提供できるように努力しております。
外来担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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担当医 | 玉井 亮佑 | 谷口 英史 | 玉井 亮佑 | 谷口 英史 | 府立医科大学附属病院 医師 |
スタッフ紹介
診療内容
尿路結石症
当院では、体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)とホルミウムレーザー装置+軟性尿管スコープを導入しており、全ての尿路結石症に対して様々な手術療法を行うことが可能です。患者さんと相談し、ニーズに応じた治療方法を選択していただけるようにしています。
前立腺疾患
前立腺がんが疑われる患者さんに対して前立腺針生検を行っておりますが、2024年度よりMRI-超音波融合前立腺針生検を導入いたしました。往来の前立腺針生検法よりも癌検出率の向上と複数回の生検回避を期待できます。当院では痛みの少ない腰椎麻酔下での検査(2泊3日)で施行しています。また、前立腺がんの手術療法では、病状などに応じて、希望される患者さんに勃起神経温存術式も積極的に取り入れております。
がん診療等の完成に伴い、前立腺がんに対する放射線治療(三次元原体照射)も当院で施行することが可能です。遠方への移動が困難なために放射線治療を選択できなかった患者さんにも治療を受けていただいてます。
前立腺肥大症に対しては薬物療法を中心に行っています。症状が高度な患者さんには手術療法(経尿道的手術)が適応となりますが、2024年度より前立腺吊り上げ術の導入をいたしました。低侵襲かつ短期入院での手術方法であり、抗凝固剤の内服中や高齢者の患者さんにも対応できます。
腎がん・腎盂尿管がん
術後の早期回復を目指して腹腔鏡を用いた手術療法を取り入れています。最近では小さな腎がんに対しては、可能な限り腎機能を温存するために部分切除術を行っています。
部分切除術の際には、腎動脈を一時的に阻血する方法だけでなく、阻血をせずにソフト凝固装置を用いて腫瘍を切除する方法も行っています。
膀胱がん
早期がんに対しては、再発防止のために経尿道的手術の直後に薬液を膀胱内注入しています。
また、進行がんに対して膀胱全摘除術を行う場合には、ご自身の小腸を利用した新膀胱造設術をはじめ、回腸導管や尿管皮膚瘻など病状に応じて最適な尿路変向術を選択しています。膀胱全摘除術を行うことが困難な場合には、動脈内注入化学療法も行っています。
小児泌尿器疾患・女性泌尿器科疾患
京都府立医科大学の小児泌尿器科医師や女性泌尿器科医師と連携して、当院で治療が完結できる体制をとっていいます。小さなお子さんを連れて遠方まで受診をしていただかなくてもよいような医療環境が作れるように心がけています。
高齢者の尿失禁や膀胱瘤でお悩みの方への診療も行っております。