救急科

  救急科は2011年4月に新設された診療科です。現在はスタッフ1人で、金曜日を除く平日の日勤帯の救急外来の診療をしています。
 専門領域、重症度に関わらず横断的に診療することが特色です。
 内科系疾患から外科系疾患まで、小児から高齢者まで診療します。なお、重症疾患や難渋する疾患については各診療科と相談しながら対応しています。
 高齢者数の増加と医療の進歩により、救急医療を支えてきた各科専門医の負担は増加するばかりです。当科設立の目的は、京都府立医科大学附属北部医療センターにおいて各科専門医の負担を軽減しながら、救急医療の受け入れ態勢と診療水準を向上させることにあります。救急科が、病態、年齢、重症度に関わらず横断的に診療することで、より効率的に専門診療を提供したいと考えております。
 米国では約30年前に救急外来を専門とする救急医(emergency physician)が誕生しました。近年「ER」という米国のドラマが日本でも放映され、米国救急医の業務は広く知れ渡ることになりました。「ER」とは、彼らが勤務する救急室(emergency room)の頭文字です。こうした救急医は日本ではまだ少数ですが、現在、米国では29,000人、英国では3,000人の救急医(emergency physician)を数えます(6th European Congress,Stockholm Sweden 2010)。
 このような体制を構築することで、幅広い診療領域をカバーする総合医と高度な治療技術や知識を持った専門医で診療の質を向上するだけでなく、医療コストのバランスをはかることも期待されます。
 救急医療は次の時代を担う医師を育てる場でもあります。京都府立医科大学附属北部医療センターで医師としての人生を歩み始めた研修医たちとともに、各科専門医のバックアップと指導を受けながら、丹後地域の救急医療の向上にお役に立っていきたいと存じます。至らぬ点がございましたら忌憚のない御意見を賜りますよう、これからもよろしくお願い申し上げます。
 
参照 
日本救急医学会ER検討委員会HP http://www.jaam.jp/er/index.html
米国救急医学会HP http://www.acep.org/
 

受診される方へ

・事前電話はなくても診療はさせて頂きます。夜間休日は当直医が病棟も対応をしますので、事前に電話連絡があると準備が可能ですので頂ければありがたいです。
・症状がつらい方はスタッフにお声かけ下さい。
*救急診療をしており、ドアノックのみでは気づかないことがあります。その際は扉を開けてお声かけ下さい。
・救急室では来院された順番ではなく、来院された方の中から重症度の高い方を優先的に診察させて頂いています。軽症の場合はお待ち頂くことがありますのでご了承下さい。
*トリアージについて 
日本救急医学会・医学用語解説集「トリアージ」 http://www.jaam.jp/html/dictionary/dictionary/word/1022.htm
・投薬については、原則1日分。週末にかかる場合は翌週までの日数分処方になります。
 

地域の診療所・開業医の先生方へ

・紹介状の有無に関わらず診療させて頂きますが、通院中の方は検査等の重複を避けるため診療情報を頂ければ幸いです。
・紹介希望先の診療科があれば宛先にご記入頂ければ対応させて頂きます。各診療科も検査・手術等で対応できない場合がありますので、対応可能かどうか確認されたい場合は事前にご連絡下さい。
・地域の皆様にお役に立てるよう研鑽して参りますので、よろしくお願い申し上げます。不備・不明な点などあれば、病院代表電話番号(0772-46-3371)より救急室までご連絡下さい。
 
診療実績
  2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
時間外診療(/年)   12937   13513   13201   14398
  12989
救急車搬入件数(/年)    2363    2316    2301    2478
   2478
入院率(%)   17.5%   16.9%   16.9%   17.8%
  17.0%