認定看護師紹介

認定看護師

「救急看護」エキスパートとして生涯をかける

救急看護認定看護師
坪倉 洋子 救急室 看護師長  
平成6年採用

仕事内容

救急医療は医療の原点と言われるように、救急看護は看護の原点であると考えています。
その専門家である救急看護認定看護師は、生命だけでなく気持ちの上でも厳しい状況にある患者さんやそのご家族に対し、迅速で確実な救命・救急看護と心理的サポートを行います。
そして、丹後医療圏内の医療機関や消防署との協働を図り、プレホスピタルからインホスピタルまでを幅広くカバー。その指導的役割も担っています。
また、私は東日本大震災時発生当日、日本DMAT隊員として被災地に出動しましたが、想像を絶する状況の中では、隊員としての使命を十分に果たすことできませんでした。
しかし、その悔しさが「自分達の地域は自分達の手で守る」という強い思いに変わり、院内外での災害医療・看護の普及にも努めています。
救急は、「急いで救う」字のごとく、緊急度・重症度の高い患者さんを見抜き、一刻も早く命を救う。そして、救急医療の最終目的である社会復帰を目指す。この超急性期における救急看護のエキスパートとしての誇りを持ち、これからも邁進していきたいと思っています。

Profile

1994年入職後、救急外来や集中治療室などの急性期医療に携わる。2005年救急救命士国家資格取得、2006年日本DMAT隊員登録、2013年救急看護認定看護師
 
 

Q and A

看護師を目指したきっかけは?
高校2年生の時、父が救急搬送されたこと。
看護師になれば父を助けられる、支えられると思いました。
北部医療センターを志望した理由は?
京都市内の病院に勤務していましたが、父が余命わずかとなり、帰郷して家族と地域のために頑張ろうと思いました。
職場の雰囲気はどうですか?
ICUに所属しながら救急外来にも勤務している立場から、質の高いチーム医療を可能にする結束力があると感じます。
認定看護師としての主な仕事は?
あらゆるライフステージの患者さんとご家族を対象に、障害を最小限に抑えるべく救命看護技術を実践。
ケア計画、スタッフへの教育も大切な仕事です。
看護師を目指している方へ一言
看護師はたくさんの感動を分かち合える素晴らしい職業。
命を預かる専門職として能力の維持・開発に努め続ける心構えを持って、ぜひ頑張って下さい。
北部医療センターを志望している方へ
当院は看護に対する向上心が非常に高く、教育指導や勉強会などが積極的に行われています。
一緒に自己研鑽を重ねていきましょう。

活動内容

DMAT

近畿2府7県総合防災訓練。日本DMAT隊員の必須訓練です。傷病者に応急処置をしています。
 
 
 
 
 
 
 
平成23年3月11日に東日本大震災発災当日、福島県に出動しました。SCU(広域医療搬送)での活動前のミーティングをしています。
 
 
 
 
 
 
 
宮津与謝管内「集団救急初期対応訓練」。毎年近隣の消防署と協働で多数傷病者対応訓練を行っています。
 
 
 
 
 
 
 

災害対応机上訓練

院内災害対応机上訓練。この日は「本部」を担当。災害発生時の情報管理の難しさを体験
 
 
 
 
 
 
 

コードブルー

医療安全委員会と協働し、年1回コードブルー(患者容態急変時の緊急事態発生)訓練を行い、適切な初期対応ができたか検証します。
 
 
 
 
 
 

誤嚥を回避し食べる楽しみを取り戻してほしい

摂食・嚥下障害看護認定看護師
糸井 弘美 看護師
平成6年採用

仕事内容

摂食・嚥下障害の評価とともに、口内ケアや訓練によって食べられる口を作るため、看護師を指導・教育し、スタッフ全員のレベルアップを図っています。また管理栄養士の協力のもと、食事を食べやすい形や粘度にするだけではなく、見た目も味も良く、食べる楽しさのある嚥下食の研究と提供にも力を入れています。
口から物を食べるというのは自然の営み、そして人としての尊厳を守ること。高齢化が著しい今だからこそ、もっと積極的に地域連携の道を模索したいと考えていますし、多くの後継者が育つよう努めています。

Profile

1994年に入職。呼吸器、耳鼻咽喉科、脳神経外科など摂食・嚥下障害に関係する部署に配属される。2008年摂食・嚥下障害看護認定看護師を取得。
 
 

 

治療期の患者さんと家族をしっかり支えたい

がん化学療法看護認定看護師
堀 弥生 外来 副看護師長 
平成5年採用

仕事内容

集学的治療を受ける患者さんに関わり、主に抗がん剤治療に対する意思決定支援や薬剤の投与管理、個別的な症状マネジメントを行いながら患者サポートを行っています。当院では、外来電話相談の窓口を設け他職種と連携を取りながら受けている治療や心理的側面を理解して、安全に治療が継続できるような取り組みも行っています。そのため、患者さんと医師との橋渡しも私の大切な役割の一つです。これからも患者さんとご家族とのコミュニケーションを大切にしてより良い看護が提供できるよう日々努力していきます。

Profile

1993年入職。外科、脳神経外科、整形外科、ICU、小児・婦人科、呼吸器内科病棟配属後、2009年がん化学療法看護認定看護師を取得。2010年より外来化学療法を担当している。
 
 
 

精神的、身体的な緩和ケアでその人らしい生活を支援する

緩和ケア認定看護師
中村 明美 C5病棟 副看護師長
平成6年採用

仕事内容

患者さんとご家族に対して、身体面の苦痛だけでなく精神面・社会面の苦痛も軽減できるようにケアを行い、またスタッフへの教育・指導を行っていく事が私の仕事です。私が一番に大事にしていることは、患者さんやご家族の話に耳を傾け、患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、その人らしく過ごしていただけるように考えていくことです。患者さんやご家族に「これでよかった」と思っていただけるように、患者さんに関わる医療者と連携をとり、最良の方法を考えよいケアが提供できるように努めていきたいと思っています。
 

Profile

1994年入職。消化器内科に配属。呼吸器内科配属後に2016年緩和ケア認定看護師を取得。現在、呼吸器内科病棟の副看護師長として勤務しながら緩和ケアチームの活動に携わっている。
 
 
 

皮膚を健やかに保つより良いケア

皮膚・排泄ケア認定看護師(2021年 資格取得)
金久 理恵  C2病棟  看護師
 平成21年採用

仕事内容

人褥瘡など治療が必要な創傷ケア全般、オストミーといわれる人工肛門・人工膀胱に関するケア、失禁に関連する皮膚障害の予防と改善など、皮膚に関するスキンケアと排泄ケアの実践・指導が私の役割です。患者さんそれぞれの悩みに対して、解決方法を一緒に考えることや、皮膚のトラブルを予測して予防的に介入し、サポートしていくことにやりがいを感じています。患者さんやスタッフから気軽に相談してもらえるように経験を重ね、知識を兼ね備えた実践のプロとして活動する事が目標です。

Profile

2009年入職。循環器内科病棟に配属。2015年消化器外科、泌尿器科病棟へ配属後、2021年、皮膚・排泄認定看護師を取得。2019年より褥瘡対策委員として活動し、現在は院内ラウンド、コンサルテーション等の役割を担っている。
 
 

スペシャリストの紹介

感染制御実践看護師 坂根 朱美

仕事内容

医療現場において患者さんやご家族、病院内で働くすべての職員を医療関連感染から守る活動を行っています。主な仕事内容としては、感染制御のためのモニタリングや指導、感染制御に必要なデータ収集・分析、また感染が発生した際は状況把握と原因分析を行い、対応策について現場へ指導・介入をしています。さらには、病院内のことだけに限らず地域の感染対策に関する支援も行っています。
感染制御を行う上で、患者さん・ご家族、また現場スタッフの声に耳を傾け、相手の立場に立って行動すること、そして現場スタッフと共に対応策を考え現実的な感染対策を提供することを心掛けています。実際、感染のリスクがある中、現場で感染制御を実践してくださっているのは現場スタッフの皆様だということ、また患者さんやご家族のご協力あってのことだちうことを忘れず、敬意の念と感謝の心を持ちながら今後も感染制御・感染管理に努めていきたいと思います。

Profile

2004年入職後、一般病棟、手術室、ICU、救急外来など様々な部署で勤務経験を積み、リンクスタッフやICTメンバーとして活動ののち2017年感染制御実践看護師の資格を取得。2018年からは京都府立医科大学附属病院の感染対策部で専従として感染管理の経験を経て、2024年より当院の医療安全管理室で感染管理を担っている。
 
 
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