認定看護師紹介

認定看護師

「救急看護」エキスパートとして生涯をかける

救急看護認定看護師(2013年資格取得)
坪倉 洋子 HCU 看護師長  

仕事内容

「救急=急いで救う」字のごとく、突然、病気や怪我をした患者さんの大切な命を救いたいと思い、私は2013年に救急看護認定看護師の資格を取得しました。
救急外来では、救急患者さんの緊急度や重症度を見極めて、医師と共に必要な救急処置を行い、安全な治療に繋げています。
また、HCU(高度治療室)では、疾病や外傷、侵襲の大きな手術などで生命の危機的状況にある患者さんへの看護を行っています。そして、院内のあらゆる患者さんの急変にも対応できるように、院内緊急コールシステムの管理や急変症例検討、職員への救命技術指導、日本DMAT隊員として院内・院外での災害対応にも力を入れています。
救急医療の最終目標である社会復帰を目指し、「命を救い生を支える」スペシャリストとして、京都北部地域の急性期医療に貢献していきたいと思います。そして、地域のニーズや本院に期待される役割に応えられるよう、初心を忘れずにこれからも邁進していきます。

Profile

1994年入職後、救急外来や集中治療室などの急性期医療に携わる。2005年救急救命士国家資格取得、2006年日本DMAT隊員登録、2013年救急看護認定看護師
 
 

Q and A

看護師を目指したきっかけは?
高校2年生の時、父が救急搬送されたこと。
看護師になれば父を助けられる、支えられると思いました。
北部医療センターを志望した理由は?
京都市内の病院に勤務していましたが、父が余命わずかとなり、帰郷して家族と地域のために頑張ろうと思いました。
認定看護師としての主な仕事は?
あらゆるライフステージの患者さんとご家族を対象に、障害を最小限に抑えるべく救命看護技術を実践。
ケア計画、スタッフへの教育も大切な仕事です。
看護師を目指している方へ一言
看護師はたくさんの感動を分かち合える素晴らしい職業。
命を預かる専門職として能力の維持・開発に努め続ける心構えを持って、ぜひ頑張って下さい。
北部医療センターを志望している方へ
当院は看護に対する向上心が非常に高く、教育指導や勉強会などが積極的に行われています。
一緒に自己研鑽を重ねていきましょう。

活動内容

DMAT

近畿2府7県総合防災訓練。日本DMAT隊員の必須訓練です。傷病者に応急処置をしています。
 
 
 
 
 
 
 
平成23年3月11日に東日本大震災発災当日、福島県に出動しました。SCU(広域医療搬送)での活動前のミーティングをしています。
 
 
 
 
 
 
 
宮津与謝管内「集団救急初期対応訓練」。毎年近隣の消防署と協働で多数傷病者対応訓練を行っています。
 
 
 
 
 
 
 

災害対応机上訓練

院内災害対応机上訓練。この日は「本部」を担当。災害発生時の情報管理の難しさを体験
 
 
 
 
 
 
 

コードブルー

医療安全委員会と協働し、年1回コードブルー(患者容態急変時の緊急事態発生)訓練を行い、適切な初期対応ができたか検証します。
 
 
 
 
 
 
 
 

治療期の患者さんと家族をしっかり支えたい

がん化学療法看護認定看護師(2009年資格取得) 

仕事内容

がん化学療法看護認定看護師の主な役割は、治療を安全に確実に投与管理を行うこと、治療に伴う副作用へのセルフケアが適切に行えるよう支援することです。近年、新しい薬剤の開発やがんの遺伝子検査の発展により、病気の種類や状態に応じて使用できる抗がん剤が増えたことで、治療内容が複雑化しこれまでは異なる副作用が確認されるようになりました。患者さんの身体的、精神的な辛さに寄り添いながら、これからも患者さんの生活と治療が両立できるよう多職種と連携して治療期をサポートしていきます。

Profile

1993年入職。外科、脳神経外科、整形外科、ICU、小児・婦人科、呼吸器内科病棟配属後、2009年がん化学療法看護認定看護師を取得。2010年より外来化学療法を担当している。
 
 
 

精神的、身体的な緩和ケアでその人らしい生活を支援する

緩和ケア認定看護師(2016年資格取得)
中村 明美 外来 副看護師長

仕事内容

患者さんとご家族に対して、身体面の苦痛だけでなく精神面・社会面の苦痛も軽減できるようにケアを行い、またスタッフへの教育・指導を行っていくことが私の仕事です。私が一番に大事にしていることは、患者さんやご家族の話に耳を傾け、患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、その人らしく過ごしていただけるように考えていくことです。患者さんやご家族に「これでよかった」と思っていただけるように、患者さんに関わる医療者と連携をとり、最良の方法を考えよいケアが提供できるように努めていきたいと思っています。
 

Profile

1994年入職。消化器内科に配属。呼吸器内科配属後に2016年緩和ケア認定看護師を取得。現在、呼吸器内科病棟の副看護師長として勤務しながら緩和ケアチームの活動に携わっている。
 
 
 

皮膚を健やかに保つより良いケア

皮膚・排泄ケア認定看護師(2021年資格取得)
金久 理恵 C2病棟 看護師

仕事内容

褥瘡など治療が必要な創傷ケア全般、オストミーといわれる人工肛門・人工膀胱に関するケア、失禁に関連する皮膚障害の予防と改善など、皮膚に関するスキンケアと排泄ケアの実践・指導が私の役割です。患者さんそれぞれの悩みに対して、解決方法を一緒に考えることや、皮膚のトラブルを予測して予防的に介入し、サポートしていくことにやりがいを感じています。患者さんやスタッフから気軽に相談してもらえるように経験を重ね、知識を兼ね備えた実践のプロとして活動することが目標です。

Profile

2009年入職。循環器内科病棟に配属。2015年消化器外科、泌尿器科病棟へ配属後、2021年、皮膚・排泄認定看護師を取得。2019年より褥瘡対策委員として活動し、現在は院内ラウンド、コンサルテーション等の役割を担っている。
 
 

スペシャリストの紹介

感染制御実践看護師(2017年資格取得)
 坂根 朱美 医療安全管理室 副看護師長

仕事内容

医療現場において患者さんやご家族、病院内で働くすべての職員を医療関連感染から守る活動を行っています。主な仕事内容としては、感染制御のためのモニタリングや指導、感染制御に必要なデータ収集・分析、また感染が発生した際は状況把握と原因分析を行い、対応策について現場へ指導・介入をしています。さらには、病院内のことだけに限らず地域の感染対策に関する支援も行っています。
感染制御を行う上で、患者さん・ご家族、また現場スタッフの声に耳を傾け、相手の立場に立って行動すること、そして現場スタッフと共に対応策を考え現実的な感染対策を提供することを心掛けています。実際、感染のリスクがある中、現場で感染制御を実践してくださっているのは現場スタッフの皆様だということ、また患者さんやご家族のご協力あってのことだということを忘れず、敬意の念と感謝の心を持ちながら今後も感染制御・感染管理に努めていきたいと思います。

Profile

2004年入職後、一般病棟、手術室、ICU、救急外来など様々な部署で勤務経験を積み、リンクスタッフやICTメンバーとして活動ののち2017年感染制御実践看護師の資格を取得。2018年からは京都府立医科大学附属病院の感染対策部で専従として感染管理の経験を経て、2024年より当院の医療安全管理室で感染管理を担っている。
 
 
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